犬、猫、うさぎ……。ペットが家族の大事な一員になっていらっしゃる人は、たくさんいるでしょう。

産まれたころから一緒・・・なんて方もいるのではないでしょうか。

ただ、動物の寿命は百歳以上生きるとも言われている一部の亀などを除けば、一般に人間よりもかなり短いものでしょう。

ペットと過ごす時間はかけがえのないものですが、ペット喪失時の衝撃で、心の病気が発症してしまうことは稀ではありません。

例えば、昔から自分が辛い思いをしているときに時に、足元にそっと身を寄せて、壊れかけた心を暖めてくれたペットがもう10歳・・・。近い将来、この世から旅立ってしまうなんて、考えたくもないことでしょう。しかし、現実には一緒にいられる期間は限られているのです。

 

◆心の病気にもなりうるペット・ロス

 

心の病気は、一般的に、DNAレベルで定まる脳内環境などの遺伝的要因に、環境、心理的要因が引き金となって発症します。

大切な家族の一員であるペットを喪失すれば、誰でも大変な衝撃を受けるはず。多くの人は、時の流れの中、そのペットのいない新しい環境に適応していきますが、なかには、うつ病などの心の病気を発症してしまうケースがあります。

特に、そのペットなしでの生活が考えられないほど心理的絆が強くなっている場合や、対人関係などで何らかの深刻な問題を抱えている場合、慢性的に気持ちが落ち込んでいたり、飲酒問題がある場合などでは、ペット・ロスの心的ダメージが、これらの問題のために増幅されてしまうので、心の病気に注意することが必要です。

 

◆ペットロスの悲しみは心に秘めないことが大切

 

受けた心の衝撃度にもよりますが、ペットの喪失感を乗り切るためには、誰でもある程度の時間が必要になります。ただ、悲しみを心の中に秘めておくのはNG。苦悩を心に閉じ込めておくと、非合理性が増しやすくなるので注意してください。

例えるなら、炭酸入りの缶ジュースを持ち歩いていたときに、中の圧力が行き場のないまま高まり、フタを開けた途端に中味が噴出することがあると思います。心の苦悩もこれと非常によく似ていて、溜め込んでいるうちに、知らず知らず、不合理なほど高くなることがあるのです。

苦悩の圧力を減圧するためには、涙を流し、嘆き悲しむ時間が不可欠。そして、ペットを喪失した苦悩を家族、親友など信頼できる人に話すこと! 悲しみを心の外に出し、苦悩のガス抜きをする事で、その喪失を過去の事として向き合えるようになり、新しい環境への適応を、より円滑にします。

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