猫のきもち

◆猫がスリスリ・ゴンゴン身体をこすりつけてくる

 

大好き! 甘えたい! もともと撫でられると気持ちのいい部分(額・耳の後ろ・頬・喉、腰、お尻、シッポなど)を擦りつけて、猫が気持ちよくなりたいときの、ご機嫌なしぐさのひとつです。

猫がこすりつけたがる部分、額などには臭腺があり、ここから人間では感じることができないフェイシャルフォルモンが出ます。猫は特に自分のニオイを大切にする動物なので、「これはわたしのもの」という所有者のマーキング行動でもあります。自分以外のニオイがついているとき、あまり好まないニオイに対しても自分のニオイ付けのためスリスリします。かわいいですね。

 

◆喉をゴロゴロ鳴らす

 

安心している時、甘えている時、眠い時、気持ちがいい時など、猫は喉をゴロゴロ鳴らします。「喉を鳴らす」と表現しますが、実際には喉からゴロゴロと音が出ているのではありません。どこからどうやってこの音を出しているかは、まだはっきりと解明されてはいません。

また、全ての猫が必ず喉をゴロゴロ鳴らすかというと、そういうこともなく、全然鳴らさない猫もいます。ゴロゴロの強さも静かに耳をそばだてても聞き取れないほど小さな音しか出さない猫や、隣の部屋にいてもゴロゴロが聞こえるくらい大きな音を出す猫がいます。猫のゴロゴロもその猫の個性の一つといえるでしょう。

これ以外に、不安を感じたり、病気やケガで身体がつらい時、そして死が近づいた状態にも猫は喉を鳴らします。

猫が喉を鳴らすのは、同居人(親猫)に甘える行動であり、その一方、喉を鳴らすと自分自身も安らげるので、不安や恐怖感を減らし気分をリラックスさせる、また身体を回復させようとしているのではないかと考えられています。

 

◆モミモミやフミフミ、チューチュー

 

子猫は、お母さん猫のおっぱいを前足でモミモミしながら吸います。モミモミすると乳腺を刺激するのでオッパイの出が良くなります。同じように、大きくなっても毛布やタオルなど柔らかい感触のいいもの、人の手や指、首、お腹などをモミモミしたり吸い付いて恍惚状態になってしまう猫がいます。

猫は、無条件で自分を受け入れて甘やかしてくれる同居人を母猫と思うようで、特に依存度の高い性格の猫が眠くなってくるとモミモミやフミフミ、チューチューを始めることが多いです。この行動が、特にオス猫の方によくみられるのはオス猫の方が甘えん坊の子が多いからかも知れません。またこれは、唾液や足の裏の臭腺から出る自分のニオイ付け行動でもあります。

この他のボディランゲージでは、ちょっと怖い経験をした後とか、緊張を感じた時、または失敗してばつが悪い時などは舌をペロッと出して口のまわりや、手足を舐めたりします。あくびをして気分転換を図ったりすることもあります。